“焙烙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうろく78.9%
はうろく15.8%
ほうらく5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近年倉敷に羽島窯が起り、よい雑器を試みます。浅口郡に大原窯おおはらがまがあって、くすりのない瓦焼で、土瓶とか焙烙ほうろくとか土鍋とか蛸壺たこつぼとかを作ります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
お時は奧より焙烙はうろくがらを入れたるを持ち來りてかどに出で、ひうちをうちて迎の火を焚き、またその火を燈籠に移す。苧殼やうやく燃えあがれば、お時は火にむかひて拜む。蟲の聲きこゆ。
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
この果実を植える時砥石あるいはやすりでその頭を磨り破るか、あるいは焙烙ほうらくで炒って置くときは、水が滲み込み易い故早く芽が出ます。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)