“ほうらく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
炮烙54.5%
法楽27.3%
崩落9.1%
焙烙9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしにしても、あなたさまさえ、まごころを下さりませば、生きながらの焦熱地獄——炮烙ほうらく鼎湯かまうでの刑に逢いましょうとも、いっかな怖れはいたしませぬ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
見るも法楽ほうらく聞くも法楽、投げせん蒔銭まきせんいりませぬ。お気に入ったらお手拍子、それで結構でございます。とはいえ食わなければなりません。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
氷河は既に五月の始めに、新雪から解放せられ、底部から溶解して、空洞になり、激しい滝水で、氷河のトンネルが出来たのが、支持の力を失って、崩落ほうらくを始め、岩石や砂礫されきを押し流して
火と氷のシャスタ山 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
この果実を植える時砥石あるいはやすりでその頭を磨り破るか、あるいは焙烙ほうらくで炒って置くときは、水が滲み込み易い故早く芽が出ます。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)