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演
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の
ふりがな文庫
“
演
(
の
)” の例文
我身に当った一例を
演
(
の
)
べんに、沙翁の戯曲『マッチ・アズー・アバウト・ナッシング』のビートリース女の話中に出る『
百笑談
(
ハンドレット・メリー・テールス
)
』
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
ことに自分の今
演
(
の
)
べんとすることは、日本に関することではないか、この点については僕は確かに彼らに
優
(
すぐ
)
れている。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
火焔
(
ほのほ
)
の様な雄弁でお
演
(
の
)
べなすつた時には、
何故
(
なにゆえ
)
とも知らず
聴衆
(
きゝて
)
の多くは涙に暮れて、二時間
許
(
ばかり
)
の説教が終つた時には、満場
只
(
た
)
だ酔へる如き有様でした
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
かくのごとく
演
(
の
)
べたのである、ここに於て吾々は、まずこの新世界建設同盟会の現状に就いて記さねばなるまい。
太陽系統の滅亡
(新字新仮名)
/
木村小舟
(著)
厳格
(
おごそか
)
に口上を
演
(
の
)
ぶるは弁舌自慢の
円珍
(
えんちん
)
とて、唐辛子をむざと
嗜
(
たしな
)
み
食
(
くら
)
える
祟
(
たた
)
り鼻の
頭
(
さき
)
にあらわれたる
滑稽納所
(
おどけなっしょ
)
。
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
怨
(
うらみ
)
を
演
(
の
)
ぶる意気込すさまじく「
己
(
おの
)
れ久吉」にて、右手は内懐より出して片袖を
攫
(
つか
)
み、左手にて右の腕首を
肘
(
ひじ
)
との中ほどを握り、右の足を高欄にかけしまませりあがる。
両座の「山門」評
(新字旧仮名)
/
三木竹二
(著)
老生の
演
(
の
)
べんとする所は、慶應義塾の由来に
就
(
つ
)
き、
言
(
げん
)
少しく自負に似て俗に
云
(
い
)
う
手前味噌
(
てまえみそ
)
の
嫌
(
きらい
)
なきに
非
(
あら
)
ざれども、事実は座中諸君の記憶に存する通り
聊
(
いささか
)
も
違
(
たが
)
うことなく
〔気品の泉源、智徳の模範〕
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
余は
竊
(
ひそ
)
かに坐を会堂の一隅燈光暗き処に占め、心に衆とともに歌い、心に衆とともに祈らん、異端の巨魁たる余は公然高壇の上に立ち粛然福音を
演
(
の
)
べ伝うるの許可を有せざれば
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
余が苦心せし
墨使
(
ぼくし
)
応接、航海雄略等の論、一も書載せず。ただ数箇所、開港の事を
程
(
ほど
)
よく申
演
(
の
)
べて、国力充実の後打攘
然
(
しか
)
るべしなど、
吾
(
わが
)
心にも非ざる
迂腐
(
うふ
)
の論を書付けて口書とす。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
偖
(
さて
)
前回に
演
(
の
)
べました文治郎と亥太郎の見附前の大喧嘩は嘘らしい話ですが、
神田川
(
かんだがわ
)
の
近江屋
(
おうみや
)
と云う道具屋の
家
(
うち
)
に見附前の喧嘩の
詫証文
(
あやまりじょうもん
)
と、鉄
拵
(
ごしら
)
えの脇差と、柿色の単物が預けてあります。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
貧民は早や食ふと食はぬの界に臨みたるなれば、
各
(
おのおの
)
死憤の勢ありて小吏等万般説諭なせどもなかなかに鎮まらず、或は浅草今戸町その外処々の辻々へ貧窮人等が張札をして区々の苦情を
演
(
の
)
べたるうへ
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
招き集めて
演
(
の
)
べけるやうは
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
万民に
演
(
の
)
べた言で個人に述べた言でないからして、とかくわれわれ
凡人
(
ぼんじん
)
の頭には入っても腹の底に
沁
(
し
)
みることが
薄
(
うす
)
い。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
その時清を押えくれたる礼をも
演
(
の
)
べつその時の
景状
(
ようす
)
をも聞きつ、また一ツにはさんざん清を
罵
(
ののし
)
り叱って
以後
(
こののち
)
わが家に出入り無用と云いつけくれんと立ち出でかけ
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
合祀のためかかる嘆かわしきこと多く行なわるるは、前日増田于信氏が史蹟保存会で
演
(
の
)
べたりと承る。大和には武内宿禰の墓を畑とし、大阪府には敏達帝の行宮趾を潰せり、と聞く。
神社合祀に関する意見
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
時には死と死後の有様について高壇より公衆に
向
(
むかっ
)
て余の思想を
演
(
の
)
べたり、人の死するを聞くや、或は
聖経
(
せいきょう
)
の章句を引用し、或は英雄の死に際する時の
状
(
さま
)
を
語
(
かたっ
)
て、死者を
悲
(
かなし
)
む者を慰めんとし
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
次回
(
つぎ
)
にたっぷり
演
(
の
)
べましょう。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
働き顔に上人の高徳を
演
(
の
)
べ説き聞かし富豪を
慫慂
(
すゝ
)
めて喜捨せしむる信徒もあり、さなきだに
平素
(
ひごろ
)
より随喜渇仰の思ひを運べるもの雲霞の如きに此勢をもつてしたれば
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
とあって、長々その理由を
演
(
の
)
べ居る。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
働き顔に上人の高徳を
演
(
の
)
べ説き聞かし富豪を
慫慂
(
すす
)
めて喜捨せしむる信徒もあり、さなきだに
平素
(
ひごろ
)
より随喜
渇仰
(
かつごう
)
の思いを運べるもの雲霞のごときにこの勢いをもってしたれば
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
止観
明静
(
めいじょう
)
、前代未だ聞かず、という最初のところから
演
(
の
)
べる。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
演
常用漢字
小5
部首:⽔
14画
“演”を含む語句
演劇
演習
演戯
演出
演題
卓上演説
演説
演舌
演技
演奏
演者
演奏会
講演
釈宗演
上演脚本
演繹
演繹的
演芸
出演
口演
...