“消耗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうもう56.5%
しょうこう26.1%
せうかう8.7%
せうまう4.3%
ショウモウ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蜀魏両国の消耗しょうもうをよろこんで、その大戦のいよいよ長くいよいよ酷烈になるのをねがっていたのは、いうまでもなく呉であった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二三十秒の現状を維持するに、彼等がどれほどの気魄きはく消耗しょうこうせねばならぬかを思うとき、る人は始めて残酷の感を起すだろう。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
どんなに精力せいりよく消耗せうかうする仕事しごとでもいから、もうすこ積極的せききよくてき身體からだはたらかしたくおもつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
間斷かんだんなく消耗せうまうして肉體にくたい缺損けつそん補給ほきふするために攝取せつしゆする食料しよくれうは一わんいへどこと/″\自己じこ慘憺さんたんたる勞力らうりよくの一いてるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
相手「応諾。当方ハ此後ノ通信ヲ倹約ケンヤクセザルベカラズ。電源ノ消耗ショウモウト、更ニ急報スベキ事件ノ発生ヲ予期スレバナリ」
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)