“浮世小路”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
うきよこうじ	66.7%
うきよこうぢ	33.3%

うきよこうじ

一人の男、一人の女も見様次第（みようしだい）でいかようとも見立てがつく。どうせ非人情をしに出掛けた旅だから、そのつもりで人間を見たら、浮世小路（うきよこうじ）の何軒目に狭苦しく暮した時とは違うだろう。

草枕 (新字新仮名) ／ 夏目漱石(著)

日本橋浮世小路（うきよこうじ）。

つづれ烏羽玉 (新字新仮名) ／ 林不忘(著)

うきよこうぢ

水仙（すゐせん）薫（かを）る浮世小路（うきよこうぢ）に、やけ酒（ざけ）の寸法（すんぱふ）は、鮟鱇（あんかう）の肝（きも）を解（と）き、懷手（ふところで）の方寸（はうすん）は、輪柳（わやなぎ）の絲（いと）を結（むす）ぶ。結（むす）ぶも解（と）くも女帶（をんなおび）や、いつも鶯（うぐひす）の初音（はつね）に通（かよ）ひて、春待月（はるまちつき）こそ面白（おもしろ）けれ。

五月より (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

浮	常用漢字 中学 部首:⽔ 10画
世	常用漢字 小３ 部首:⼀ 5画
小	常用漢字 小１ 部首:⼩ 3画
路	常用漢字 小３ 部首:⾜ 13画