“武者小路実篤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むしゃのこうじさねあつ85.7%
むしやのこうぢさねあつ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのおりの中幕なかまくに、喜多村が新しい演出ぶりを試みた、たしか『白樺しらかば』掲載の、武者小路実篤むしゃのこうじさねあつ氏の一幕ものであったかと思う。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
が、そんな困難に辟易へきえきするようでは、上は柿本人麻呂かきのもとひとまろからしも武者小路実篤むしゃのこうじさねあつに至る語彙ごいの豊富を誇っていたのもことごとく空威張からいばりになってしまう。
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
これにあつめてあるのは国木田独歩くにきだどつぽ夏目漱石なつめそうせき森鴎外もりおうぐわい鈴木三重吉すずきみへきち武者小路実篤むしやのこうぢさねあつ有島武郎ありしまたけを長与善郎ながよよしを志賀直哉しがなほや千家元麿せんけもとまろ江馬修えましう江口渙えぐちくわん菊池寛きくちくわん佐藤春夫さとうはるを加藤武雄かとうたけを、僕、この十五人
日本小説の支那訳 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
例へば、武者小路実篤むしやのこうぢさねあつは——千八百八十五年に生れ、「白樺派しらかばは」の中心人物となり、近来日向ひうがに「新しき村」を建設し、耕読こうどく主義を実行す。彼の著作は単純真率しんそつ、技巧をほどこさず、おのづから清新の気をそなふ。
日本小説の支那訳 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)