しづみ)” の例文
女ながらも心男々をゝしき生質さがなれば大岡殿のことばしたがひ私し苦界へしづみし事は父が人手に掛り其上姉の身の代金もうばはれしとの事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
これを見るよりむねせまり、たいまつこゝにやけおちてつなをやきゝり、たなおちてをつと深淵ふかきふちしづみたるにうたがひなし、いかにおよぎをしり給ふとも闇夜くらきよ早瀬はやせにおちて手足てあしこゞたすかり玉ふべき便よすがはあらじ。
西山せいざんしづみしかば惡漢わるもの共兩人前後あとさきより引はさみ御旅人酒代さかて
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)