“沈默”のいろいろな読み方と例文
新字:沈黙
読み方割合
ちんもく45.5%
しじま31.8%
もだし9.1%
しゞま4.5%
だま4.5%
もだ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言葉ことばはまたしばらく途切とぎれた。と、程近ほどちかくのイギリス人のいへでいつとなくりはじめたピヤノのが、その沈默ちんもくをくすぐるやうに間遠まとほこえて※た。
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
赤道直下の白晝まひる。風もなく音もない。萬象の死に絶えた沈默しじまの時。
宿命 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
沈默もだしよ、胸のふかみに
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
沈默しゞまさと偶座むかひゐひとつのかうにふたいろ
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
親爺は一寸の間沈默だまつてゐた。風が出たとみえて、ざあつと板屋根に吹きつけてゐる雨の音がはつきりしてきた。
(旧字旧仮名) / 林芙美子(著)
あまさきにあくがるる沈默もだふかみを
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)