“気力”のいろいろな読み方と例文
旧字:氣力
読み方割合
きりょく89.5%
きりよく5.3%
きあい5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして、くるしそうないきづかいをしていました。口笛くちぶえきましても、ついてくる気力きりょくがもうボンにはなかったのであります。
おじいさんの家 (新字新仮名) / 小川未明(著)
十二三歳より太布ふとぬのをおりならはす、およそ十五六より二十四五歳までの女気力きりよくさかんなるころにあらざれば上ひんの縮は機工きかうよくせず、おいのぞんでは綺面はたづら光沢つやなくして品質しながらくだりて見ゆ。
もとよりあのくらいのかただから、誰だッてげるさ、けれどもね、その体度たいどだ、その気力きあいだ、猛将もうしょうたたかいのぞんで馬上にさくよこたえたと謂ッたような、凛然りんぜんとしてうばうべからざる、いや実にその立派さ
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)