“凛然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りんぜん96.0%
りん4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と秀子さんは凛然りんぜんとして謝絶した。新太郎君は又冷汗三斗だった。それから種々いろいろと御機嫌を取ったが更に効果が見えなかった。帰りには
脱線息子 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「待て!」とこの時頼正は、凛然りんぜんとして抑え付けた。「帰館する事まかり成らぬ! 誰かある、湖中へ飛び入り灘兵衛の生死を見届けるよう!」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
凛然りんとした名倉の父の気魄きはく、慈悲——そういうものは、お雪の言葉を通してもほぼ三吉に想像された。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)