“榑(ふ)” の例文
斉王(せいおう)榑(ふ)もまた人の告ぐるところとなり、廃せられて庶人となり、代王桂(けい)もまた終(つい)に廃せられて庶人となり、大同(だいどう)に幽せらる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
此(こ)の太祖の言は、正(まさ)に是れ太祖が胸中の秘を発せるにて、夙(はや)くより此(この)意ありたればこそ、其(それ)より二年ほどにして、洪武三年に、樉(そう)、棡(こう)、棣(てい)、橚(しゅく)、楨(てい)、榑(ふ)、梓(しん)、檀(たん)、杞(き)の九子を封じて
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
然(しか)るに奸臣(かんしん)斉泰(せいたい)黄子澄(こうしちょう)、禍心を包蔵し、橚(しゅく)、榑(ふ)、栢(はく)、桂(けい)、楩(べん)の五弟、数年ならずして、並びに削奪(さくだつ)せられぬ、栢(はく)や尤(もっとも)憫(あわれ)むべし、闔室(こうしつ)みずから焚(や)く、聖仁上(かみ)に在り、胡(なん)ぞ寧(なん)ぞ此(これ)に忍ばん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)