“松風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まつかぜ82.8%
しょうふう6.9%
しようふう6.9%
まつ ぜ3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
針(はり)の稱(な)に、青柳(あをやぎ)、女郎花(をみなへし)、松風(まつかぜ)、羽衣(はごろも)、夕顏(ゆふがほ)、日中(ひなか)、日暮(ひぐれ)、螢(ほたる)は光(ひか)る。(太公望(たいこうばう))は諷(ふう)する如(ごと)くで、殺生道具(せつしやうだうぐ)に阿彌陀(あみだ)は奇(き)なり。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
そう仰っしゃらずにといいながらも強(し)いては争わず、もうそのことは忘れたように、江月(こうげつ)照ラシ松風(しょうふう)吹ク、永夜(えいや)清宵(せいしょう)何ノ所為(しょい)ゾと悠々(ゆうゆう)たる調子で吟じた。
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
京都に陶器を取扱つてゐる男は随分ゐるが、そのなかで、近頃たんまり懐中(ふところ)を拵(こしら)へた者に松風(しようふう)嘉定氏がある。
品(ひん)よしと喜(よろ)こぶ人(ひと)ありけり十九といへど深窓(しんそう)の育(そだ)ちは室咲(むろざ)きも同(おな)じこと世(よ)の風(かぜ)知(し)らねど松風(まつ ぜ)の響(ひゞ)きは通(かよ)ふ瓜琴(つまごと)のしらべに長(なが)き春日(はるび)を
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)