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末社
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まっしゃ
ふりがな文庫
“
末社
(
まっしゃ
)” の例文
いつも時平の
腰巾着
(
こしぎんちゃく
)
を勤める
末社
(
まっしゃ
)
どもの顔ぶれを始め、
殿上人
(
てんじょうびと
)
や
上達部
(
かんだちめ
)
が
猶
(
なお
)
相当に
扈従
(
こしょう
)
していて、平中も
亦
(
また
)
その中に加わっていた。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
ここには、紀文の時のように、吾勝ちに争う
幇間
(
たいこ
)
末社
(
まっしゃ
)
の
類
(
たぐい
)
もなし、梅忠の時のように、
先以
(
まずもっ
)
て後日の
祟
(
たた
)
りというものもないらしい。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
けれども、境内のお
末社
(
まっしゃ
)
には、皆が存じた、
大分
(
だいぶ
)
、
悪戯
(
いたずら
)
ずきなのがおいでになります。……奥の院の、横手を、川端へ抜けます、あのくらがり坂へ曲る処……
菊あわせ
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
乗合は外に
幇間
(
たいこ
)
末社
(
まっしゃ
)
を加えて六人、船頭の
直助
(
なおすけ
)
に出来るだけ
緩々
(
ゆるゆる
)
と
漕
(
こ
)
がせて、柳橋へ着いたのは
亥刻
(
よつ
)
(十時)少し前、——船の中に持ち込んだ物では、どうも酒が飲めない
銭形平次捕物控:004 呪いの銀簪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
芸者、
末社
(
まっしゃ
)
のにぎわしい騒々しさの中に、長崎屋は、雪之丞に、杯をまわしながら囁く。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
▼ もっと見る
総大将は若旦那の利太郎それに
幇間
(
ほうかん
)
芸者等の
末社
(
まっしゃ
)
が加わり春琴には佐助が附き添って行ったこと云うまでもない佐助はその日利太郎始め末社からちょいちょい
杯
(
さかずき
)
を
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
紅白だんだらの幔幕に美々しく飾った
大伝馬
(
おおてんま
)
へ、
代地
(
だいち
)
の
幇間
(
ほうかん
)
藝者を乗せて、船の中央には其の当時兜町で成り金の名を響かせた榊原と云う旦那が、五六人の
末社
(
まっしゃ
)
を従え、船中の男女を見廻しながら
幇間
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“末社(摂末社)”の解説
摂末社(せつまつしゃ)とは、神社本社とは別に、その神社の管理に属し、その境内または神社の附近の境外にある小規模な神社のことで、摂社(せっしゃ)と末社(まっしゃ)と併せた呼称である。枝宮(えだみや)・枝社(えだやしろ)ともいう。
(出典:Wikipedia)
末
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
社
常用漢字
小2
部首:⽰
7画
“末”で始まる語句
末
末期
末裔
末枯
末子
末世
末梢
末路
末席
末代