“まっしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
末社100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乗合は外に幇間たいこ末社まっしゃを加えて六人、船頭の直助なおすけに出来るだけ緩々ゆるゆるがせて、柳橋へ着いたのは亥刻よつ(十時)少し前、——船の中に持ち込んだ物では、どうも酒が飲めない
芸者、末社まっしゃのにぎわしい騒々しさの中に、長崎屋は、雪之丞に、杯をまわしながら囁く。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
総大将は若旦那の利太郎それに幇間ほうかん芸者等の末社まっしゃが加わり春琴には佐助が附き添って行ったこと云うまでもない佐助はその日利太郎始め末社からちょいちょいさかずき
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)