“未熟者”の読み方と例文
読み方割合
みじゅくもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「幼少の頃、甲源一刀流を少しばかり。数年以前より直心陰じきしんかげの流れを汲みまして、未熟者みじゅくもの相当の修行中でござりまする」
にしろここは幽界ゆうかい自分じぶんいま修行しゅぎょうだいをすませて、現世げんせ執着しゅうじゃくようやくのことですこしばかりうすらいだというまでのよくよくの未熟者みじゅくもの、これがいくねんぶりかで現世げんせ良人おっとったとき
武術ぶじゅつ酒気しゅきのあるのは禁物きんもつということ、未熟者みじゅくものにとってはことにだいじな試合しあい、もし不覚ふかくがあってはものわらいのたねともあいなるから、まず、おこころざしだけをうけて、おいわいはあとでちょうだいいたす
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)