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明白
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あきらか
ふりがな文庫
“
明白
(
あきらか
)” の例文
南部藩と仙台藩の
区別
(
ちがひ
)
が言葉の調子にも
明白
(
あきらか
)
で、少しも似通つた所がないけれども、同県人といふ感じが渠をしてよく国訛りを出させる。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
エレミヤの慨歌は今は註解書に依らずして
明白
(
あきらか
)
に了知するを得たり、放逐の作と見做してのみ〔ダンテの〕ディビナ、コメヂヤは解し得るなり
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
忠一は実家と角川家との
間
(
あいだ
)
を往来しながら、熱心に飛騨の古い歴史を研究して、飛騨判官の伝記及び彼と蒙古との関係を
明白
(
あきらか
)
にすべく努めていた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
法律
(
ほうりつ
)
に
照
(
てら
)
しても
明白
(
あきらか
)
だ、
何人
(
なにびと
)
と
雖
(
いえども
)
、
裁判
(
さいばん
)
もなくして
無暗
(
むやみ
)
に
人
(
ひと
)
の
自由
(
じゆう
)
を
奪
(
うば
)
うことが
出来
(
でき
)
るものか!
不埒
(
ふらち
)
だ!
圧制
(
あっせい
)
だ!
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「金のことだから尚お
明白
(
あきらか
)
にして置く必要があるだろう。一体幾らになるんだか分らないなんて月給取はないよ」
負けない男
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
下卑
(
げび
)
た言い草である。二、三の者は笑い声を立てたが、戸部近江之介は
明白
(
あきらか
)
に嫌な顔をして、一そう憎悪に燃えるように、立ったまま喬之助を見下ろしている。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
法律
(
はふりつ
)
に
照
(
てら
)
しても
明白
(
あきらか
)
だ、
何人
(
なにびと
)
と
雖
(
いへども
)
、
裁判
(
さいばん
)
もなくして
無暗
(
むやみ
)
に
人
(
ひと
)
の
自由
(
じいう
)
を
奪
(
うば
)
ふ
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
るものか!
不埒
(
ふらち
)
だ!
壓制
(
あつせい
)
だ!
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
下卑
(
げび
)
た言い草だった。二、三の者は笑い声を立てたが、戸部近江は、
明白
(
あきらか
)
に厭な顔をした。一層憎悪に燃えるように突っ起ったまま、喬之助を見下ろしていたっけ……。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
更に人を
駭
(
おどろ
)
かしたのは、
彼
(
か
)
の山𤢖の最期であった。幾百年の昔から、口でこそ山𤢖と云うけれども、誰も
明白
(
あきらか
)
に
其形
(
そのかたち
)
を認め得た者は無かった。
然
(
しか
)
るに今や白昼に
其
(
そ
)
の怪しき形骸を
晒
(
さら
)
したのである。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
“明白”で始まる語句
明白地
明白手堅
明白如朝霽