早桶はやをけ)” の例文
ナニ板の古いのがありましたからチヨイと足を打附うちつけて置いたので。「成程なるほど早桶はやをけ大分だいぶいのがあつたね。金「ナニこれ沢庵樽たくあんだるで。 ...
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
自分の船に大一番の早桶はやをけを積み、諸人を嫌がらせ乍ら、川筋を上へ下へとたつた一人で漕ぎ廻つてをりましたが、それもどうしたのか
しかしそれ等の話の中でも最も僕を動かしたものは「御維新」前には行き倒れとか首縊くびくくりとかの死骸を早桶はやをけに入れ、その又早桶を葭簀よしずに包んだ上
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
多賀屋の二階二た間を打ち拔き、善美を盡した調度の中に、まばゆいばかりの銀燭に照らされて、凄まじくも早桶はやをけが一つ置いてあつたのです。
成程なるほどそれうも御奇特ごきどくな事で、おまい葬式とむらひを出してれゝば誠に有難ありがたいね、ぢやア何分なにぶんたのまうしますよ、今にわたしきますが、早桶はやをけなにかの手当てあては。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
ナニよろしうございます、湯灌ゆくわんなにかもザツといたしまして、早桶はやをけつては高いものですしうせいてしまふもんですから沢庵樽たくあんだる菜漬樽なづけだるにでもれませう。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
早桶はやをけは吟味したものですが、ふたをあけて覗くと、まことにそれはきもを潰さずには居られない凄まじさです。
有難ありがたぞんじます、良人やど平素ふだん牛肉うしなどは三人前にんまへべましたくらゐで……。女「おや、おちなさいまし、早桶はやをけなかでミチ/\おといたしますよ。妻「したのでせう。 ...
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
その間に孝吉と母親のお市は、お寺や早桶はやをけ屋へ行つて居るし、供物も買つて來て居る
けておくれ/\、蘇生よみがへつたからけておれ。岩「なんとかひますよ、おけなさい。とふから、早桶はやをけふたを取ると蘇生よみがへつてる。妻「あらまアおまへさん助かつたのかえ。 ...
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)