新蕎麦しんそば)” の例文
願わくはのりの御山のふもとに余生の骨を埋め、風流は身にないことながら、せめては田でもやし、子の孫を見、秋は新蕎麦しんそば、春は若菜のひたし物を膳にのせ
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「今夜は、妻籠の兄さんのお相伴しょうばんに、正己にも新蕎麦しんそばのごちそうをしてやりましょう。それに、おっかさんの言うには、何かこの子につけてあげなけりゃなりますまいッて。」
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
新蕎麦しんそばは長田が義朝を殺した時の時候と違っていることを言って、それに頓着とんじゃくしないのがかえって句をよくしているという事を話したが、こういう場合も同じような心持で句を見るがいいのである。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
蕎麦そば打方うちかた 冬 第三百十六 新蕎麦しんそば
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
新蕎麦しんそば長田おさだが宵の馳走ぶり 合瓜
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
蕎麦そばつゆ 冬 第三百十六 新蕎麦しんそば
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
第三百十六 新蕎麦しんそば
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
新蕎麦しんそば俳句会。
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)