“新月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんげつ46.7%
にひづき26.7%
わかづき13.3%
にいづき6.7%
ゆふづき6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夕月夜ゆふづくよといふのは夕月ゆふづきといふことでなく、月夜つきよつきのことです。で、夕月ゆふづきころといふと、新月しんげつ時分じぶんといふことになります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
我等は堤に沿ひて來れる一群ひとむれの魂にいであへり、さながら夕間暮れ新月にひづきのもとに人の人を見る如く 一六—
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
すずしかもその新月わかづきの眉あげて敢然と立つ少女ら見れば
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
実は娘は、さっきからその札に書いてある歌の文句らしいものを、刻々に暗くなって行く鈍いあかりの中で、新月にいづきの影にすかしながら読んでいたのである。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
新月ゆふづきさしぬ、もの
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)