“文体”のいろいろな読み方と例文
旧字:文體
読み方割合
ぶんてい33.3%
スタイル33.3%
スチイル33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此手紙御覧次第直様すぐさま御帰国待入まちいり申候もうしそろと母の手で狼狽うろたえた文体ぶんていだ。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
そのようにして賢明な司法大臣さえも、フランシスの大文章、高い智慧に満ちた弁論を聞きながら、純粋な文体スタイルの美しさに陶然とする至福の境地に、引き込まれ、思わず息をのむのだった。
その精神と風貌とを真近に感じ得た翻訳者関根秀雄氏の見事な「文体スチイル」が多少の扮装を施したにせよ、原著者の精神と、風貌とを「日本流に」髣髴と描き出す力をもつてゐたのである。
翻訳について (新字旧仮名) / 岸田国士(著)