“故障”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こしょう57.1%
こしやう25.0%
こしゃう3.6%
さしさわり3.6%
さしつかえ3.6%
さわり3.6%
さゝはり3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこかに故障こしょうがあったにちがいなかろう? 自分じぶんちからでできることは、よく反省はんせいして、注意ちゅういおこたってはならない——。
いちじゅくの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
宴會客えんくわいきやくから第一だいいち故障こしやうた、藝者げいしやこゑかないさきに線香せんかうれたのである。女中ぢよちうなかまが異議いぎをだして、番頭ばんとううでをこまぬき、かみさんが分別ふんべつした。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ロレ いや、いまでも故障こしゃうい。……若殿わかとのはゞかりぢゃが、しばらくのあひだ、こゝを吾等われらに。
……で、私といたしましてはせっかくにお骨折りくださいますので、ここのお屋敷の内輪のようすを、お知らせしたいのでございますが、少し故障さしさわりがありまして、それだけはお話しいたしかねます。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
故障さしつかえさえなければ、夜の物の不備不足は承知の上で今夜はこの寮に泊るがよいという玄内の言葉を、いや、って帰るとも断り切れず、そのうちまた一局と差し向うままに受けたともなく
「お蔭さまでな、別にこれという故障さわりもごわせんわい。」とソバケーヴィッチが答えた。
みなのぞきていさゝかも家内に故障さゝはりなく平安無事ぶじなる者をえらび、神㕝じんじの前のあけ神主沐浴斎戒もくよくさいかい斎服さいふくをつけて本社にのぼり、えらびたる人々の名をしるして御鬮みくじにあげ、神慮しんりよまかせて神使とす。