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撫廻
ふりがな文庫
“撫廻”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
なでまわ
80.0%
なでまは
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なでまわ
(逆引き)
あわれ乞食僧は
留
(
とどめ
)
を刺されて、「痛し。」と
身体
(
からだ
)
を
反返
(
そりかえ
)
り、
涎
(
よだれ
)
をなすりて
逸物
(
いちもつ
)
を
撫廻
(
なでまわ
)
し撫廻し、ほうほうの
体
(
てい
)
にて
遁出
(
にげいだ
)
しつ。
妖僧記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「へへへへへへへへ。」といって皺の寄った顔と凹んだ眼のあたりを枯れた血の気のない手で
撫廻
(
なでまわ
)
した。
老婆
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
撫廻(なでまわ)の例文をもっと
(4作品)
見る
なでまは
(逆引き)
唯継は例の
倨
(
おご
)
りて天を
睨
(
にら
)
むやうに
打仰
(
うちあふ
)
ぎて、杖の
獅子頭
(
ししがしら
)
を
撫廻
(
なでまは
)
しつつ、
少時
(
しばらく
)
思案する
体
(
てい
)
なりしが、やをら
白羽二重
(
しろはぶたへ
)
のハンカチイフを
取出
(
とりいだ
)
して、片手に
一揮
(
ひとふり
)
揮
(
ふ
)
るよと見れば
鼻
(
はな
)
を
拭
(
ぬぐ
)
へり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
撫廻(なでまは)の例文をもっと
(1作品)
見る
撫
漢検準1級
部首:⼿
15画
廻
漢検準1級
部首:⼵
9画
“撫”で始まる語句
撫
撫子
撫肩
撫育
撫下
撫養
撫付
撫民
撫斬
撫然
“撫廻”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
江見水蔭
山本周五郎
泉鏡花
小川未明