“反返”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そりかえ68.2%
そりかへ22.7%
そっかえ4.5%
ぞりがへ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
記者は玉子色の外套の隠袖(かくし)へ両手を入れたまま、反返(そりかえ)って笑った。やがて、すこし萎(しお)れて、前曲(まえこご)みに西の方を覗(のぞ)くようにしながら
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
『馬鹿なことを言ひたまへ。』と丑松は反返(そりかへ)つて笑つた。笑ふには笑つたが、然しそれは可笑(をかし)くて笑つたやうにも聞えなかつたのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
そうかって先方(さき)はお客だ、業(わざ)も未熟だし、決してもんくは言やしない、言わないかわりに、一人だって紳士方の腹こなしや、貴婦人とかいう媽々天下(かかあでんか)の反返(そっかえ)りだの
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
が、例(れい)の大鞄(おほかばん)が、其(そ)のまゝ網棚(あみだな)にふん反返(ぞりがへ)つて、下(した)に皺(しな)びた空気枕(くうきまくら)が仰向(あふむ)いたのに、牛乳(ぎうにう)の壜(びん)が白(しろ)い首(くび)で寄添(よりそ)つて、何(なん)と……、添寝(そひね)をしようかとする形(かたち)で居(ゐ)る。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)