“前曲”の読み方と例文
読み方割合
まえこご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
記者は玉子色の外套の隠袖かくしへ両手を入れたまま、反返そりかえって笑った。やがて、すこししおれて、前曲まえこごみに西の方をのぞくようにしながら
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
豊世は姑から細い銀の煙管きせるを借りて、前曲まえこごみに煙草をふかしてみながら、話を聞いている。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)