“反身”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そりみ97.1%
そっくりかえ1.4%
そっくり1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古木学士はいよいよ眼を細くして反身そりみになった。学士の肩の蔭で、アダリーも可笑おかしいのを我慢しながらうつむいている気配である。
冥土行進曲 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
親の前でこそ蛤貝はまぐりがい反身そっくりかえれ、他人の前では蜆貝しじみがいと縮まるお勢の事ゆえ、さいなまれるのが辛らさにこの女丈夫に取入ッて卑屈を働らく。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
の人のそばに坐ると厭な心持になりますよ、そうして反身そっくりかえって煙管きせるを手の先で振廻し、落してお皿を欠いたり、鼻屎はなくそをほじくっては丸薬にしたりしてなんだか厭だよ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)