“打払”のいろいろな読み方と例文
旧字:打拂
読み方割合
うちはらい33.3%
ぶっぱら33.3%
うちはら16.7%
ぶッぱら16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくの如くにして幕府は遂に文政八年に至り異国船打払うちはらいの令を沿海の諸藩に伝えたが、その時にはかつて嶔奇歴落奇士と号せられた竹渓も年既に六十四歳となり
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
高橋を渡って海辺大工町うんべだいくちょうを曲り、寺町から霊岸前へ先廻さきまわりをして、材木屋の処にかくれて居て、侍の向うずね打払ぶっぱらって遣ろうと思い、しきりとねらって居りますると
何でもでも支那流は一切打払うちはらいとうことは何処どことなくまって居たようだ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
すると宰取は追掛おっかけて行って足を一つ打払ぶッぱらうと、ぱたーり倒れましたが、直ぐに起上ろうとする処をちますと、眉間先みけんさきからどっと血が流れる。すると見物は尚わい/\云う。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)