打払ぶっぱら)” の例文
旧字:打拂
高橋を渡って海辺大工町うんべだいくちょうを曲り、寺町から霊岸前へ先廻さきまわりをして、材木屋の処にかくれて居て、侍の向うずね打払ぶっぱらって遣ろうと思い、しきりとねらって居りますると
「竹竿で足を打払ぶっぱらえ」
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と左右から小太い竹の息杖を押取おっとって打って掛りましたが、打たれるような人ではない、ヒラリと身をわしながら、木剣作りの小脇差を引抜き、原文の持ってる息杖を打払ぶっぱら