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恨
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う
ふりがな文庫
“
恨
(
う
)” の例文
甚之助
(
じんのすけ
)
かぎりなく
口惜
(
くや
)
しがり、
先
(
ま
)
づ
父君
(
ちヽぎみ
)
に
歎
(
なげ
)
き
母君
(
はヽぎみ
)
を
責
(
せ
)
め、
長幼
(
ふたり
)
の
令孃
(
ひめ
)
に
當
(
あた
)
りあるきて、
中姉樣
(
ちうねえさま
)
を
窘
(
いぢ
)
め
出
(
だ
)
すことヽ
恨
(
う
)
らみ、
僕
(
ぼく
)
をも
一處
(
とも
)
にやれと
迫
(
せ
)
まり、
令孃
(
ひめ
)
に
對
(
むか
)
へば
譯
(
わけ
)
もなく
甘
(
あま
)
へて
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
端金
(
はした
)
にはあらざりけんを、
六三
(
ろくさ
)
此金
(
これ
)
に
眼
(
め
)
も
止
(
とヾ
)
めず、
重々
(
ぢゆう/\
)
の
大罪
(
だいざい
)
頸
(
くび
)
と
仰
(
おふ
)
せらるヽとも
恨
(
う
)
らみは
無
(
な
)
きを、
情
(
なさけ
)
のお
詞
(
ことば
)
身
(
み
)
に
徹
(
てつ
)
しぬとて
男一匹
(
をとこいつぴき
)
美事
(
みごと
)
なきしが、さても
下賤
(
げせん
)
に
根
(
ね
)
を
持
(
も
)
てば、
戀
(
こひ
)
を
金
(
かね
)
ゆゑするとや
思
(
おぼ
)
す
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“恨”の解説
恨(ハン)は、朝鮮文化においての思考様式の一つで、感情的なしこりや、痛恨、悲哀、無常観をさす朝鮮語の概念。歴史学者の古田博司は朝鮮文化における恨を「伝統規範からみて責任を他者に押し付けられない状況のもとで、階層型秩序で下位に置かれた不満の累積とその解消願望」と説明している。
(出典:Wikipedia)
恨
常用漢字
中学
部首:⼼
9画
“恨”を含む語句
怨恨
御恨
悔恨
長恨歌
遺恨
逆恨
痛恨
憤恨
意趣遺恨
意恨
多恨
此恨
可恨
恨事
忿恨
恨気
万恨
慙恨
此遺恨
秋恨
...