“徳義上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とくぎじやう66.7%
とくぎじょう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
解釋かいしやくしたとき御米およねおそろしいつみをかした惡人あくにんおのれ見傚みなさないわけかなかつた。さうしておもはざる徳義上とくぎじやう苛責かしやく人知ひとしれずけた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
貴方あなたはじめ、代診だいしん會計くわいけいれから、すべ貴方あなた病院びやうゐん奴等やつらは、じつしからん、徳義上とくぎじやうおいては我々共われ/\どもよりはるか劣等れつとうだ、なんため我々計われ/\ばかりがこゝれられてつて
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
貴方あなたはじめ、代診だいしん会計かいけい、それから、すべてこの貴方あなた病院びょういんにいる奴等やつらは、じつしからん、徳義上とくぎじょうにおいては我々共われわれどもよりはるか劣等れっとうだ、なんため我々われわればかりがここにれられておって
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
徳義上とくぎじょうだとか、論理ろんりだとか、そんなことはなにもありません。ただ場合ばあいです。すなわちここにれられたものはいっているのであるし、れられんもの自由じゆう出歩であるいている、それだけのことです。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)