“征人”の読み方と例文
読み方割合
せいじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
庭に下りて花を植(うえ)る時、街の角に立って車を待つ時、さては唯窓の簾(すだれ)を捲(ま)かんとする時吹く風に軽く袂(たもと)を払われても忽(たちまち)征人(せいじん)郷(きょう)を望むが如き感慨を催す事があった。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
彼は「磧裡(せきり)の征人(せいじん)三十万、一時首(こうべ)を回(めぐ)らして月中に看る」の詩を罵(ののし)りて曰く、「これ豈(あ)に丈夫(じょうふ)の本色ならんや」と。然(しか)れども彼は故郷を懐えり、故郷の父母は、恒に彼の心に伴えり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)