“当今”のいろいろな読み方と例文
旧字:當今
読み方割合
いま33.3%
たゞいま20.0%
たうこん20.0%
とうこん20.0%
きょうび6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その当時の牛込余丁町のお住居は、当今いまのお家のずっと後の方で現今いま小道路こみちになっているあたりに門があった。
古い暦:私と坪内先生 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
御名医が恐ろしく能く切れる刃物を持って参り、御親類立合でなければならんと云うのですが、当今たゞいまなぞは切るのは造作もございません。
これ当今たうこんでは出来できませぬが、昔時むかし行倒ゆきだふれ商売しやうばいにしてた者があります。無闇むやみうちまへ打倒ぶつたふれるから
行倒の商売 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
道化の軽視される当節に於て(あえ当今とうこんのみならず、全ての時代に道化は不遇であったけれども——)道化もまた、悲劇喜劇と同様に高い精神から生み出されるものであって
FARCE に就て (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
小式部さんを括り付けた矢柄が止まっていた位置ばしょと云うのが、恰度あの人が真っ逆か吊りになる——云わば当今きょうびの時間で云う、六時の所だったのだよ。
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)