“当身”のいろいろな読み方と例文
旧字:當身
読み方割合
あてみ95.5%
そのみ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、また飛びついてきたやつは、待ちかまえていた六部が、気合いをかけた当身あてみのこぶしで、あごをねらってひときに、突きとばす。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
怒鳴どなって、外へ飛び出そうと立直った時、彼を押込んだ運転手の右手が、鉄の様な握りこぶしになって、パッと胸を打った。柔道の当身あてみである。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
過去世に人間の遠祖が当身そのみ巨大怪異の爬虫輩の強梁跋扈きょうりょうばっこに逢った事実を幾千代後の今に語り伝えて茫乎ぼうこ影のごとく吾人の記憶に存するものが竜であるという説のみでは受け取れず