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引
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び
ふりがな文庫
“
引
(
び
)” の例文
昔東京では提灯
引
(
び
)
けといって、言わば
狐鼠
(
こそ
)
々々と取片附けるというような葬いは、夜の引明けに出したものだそうであるが、それ程ではなくともこうした朝早くの葬式は
寺町
(新字新仮名)
/
岩本素白
(著)
「へい」と
関市
(
せきいち
)
が、大あわてで取りだしてきた
節巻
(
ふしまき
)
の
籐
(
とう
)
にくすね
引
(
び
)
きの
弦
(
つる
)
をかけた
強弓
(
ごうきゅう
)
。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこで二度目のくじ
引
(
び
)
きが行われて今度は
力造
(
りきぞう
)
という男がくじに当たった。
鬼退治
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
しかし これは
治療
(
ちれう
)
が長
引
(
び
)
きますな
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
夫
(
それ
)
で
宜
(
よ
)
けれど
彼
(
あ
)
れほどまでに
思
(
おぼ
)
しめし
入
(
い
)
れたもの
左
(
さ
)
らばと
云
(
い
)
ひて
斷念
(
あきらめ
)
のつく
筈
(
はづ
)
なし
我身
(
わがみ
)
の
願
(
ねが
)
ひが
叶
(
かな
)
へばとて
現在
(
げんざい
)
お
心
(
こゝろ
)
知
(
し
)
りながら
夫
(
それ
)
もつらし
是
(
こ
)
れも
憂
(
う
)
しと
迷
(
まよ
)
ひに
心
(
こゝろ
)
も
夕暮
(
ゆふぐれ
)
の
空
(
そら
)
お
八重
(
やへ
)
つく/″\
詠
(
なが
)
むれば
明日
(
あす
)
も
晴日
(
はれひ
)
か
西
(
にし
)
の
方
(
かた
)
のみ
紅
(
くれな
)
ゐの
雲
(
くも
)
たな
引
(
び
)
きぬ
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“引”の解説
引(いん、yǐn)は中国の伝統的な長さの単位である。1丈の10倍にあたる。実際の長さは時代によって異なる。
『漢書』律暦志に「度者、分・寸・尺・丈・引也。……十分為寸、十寸為尺、十尺為丈、十丈為引。」と見える。
1929年に市制が定められたときには「引」も定義されており、100尺 = 100/3メートル(約33.3m)であった。しかしあまり使われることはなく、中華人民共和国の市制では定義されていない。
(出典:Wikipedia)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
“引”を含む語句
引掛
引剥
誘引
引返
引退
引被
引込
引張
引立
引裂
股引
引懸
引廻
引籠
引越
引取
引傾
承引
引摺
引掴
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