よし)” の例文
旧字:
楼「花里のことでおねがいだと、花魁、それはよしてくんな、こんな強情ものに口をきいてやったッても心配の仕甲斐がないからね」
亀屋かめや旦那だんな、おれとおきちと婚礼の媒妁役なこうどやくして呉れたを恩に着せるか知らぬが貴様々々はよして下され、七七四十九が六十になってもあなたの御厄介ごやっかいになろうとはもうしませぬ、お辰は私の姪
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
よしなさい。お廃なさい。今にあらゆる女の
うちには寄せ附けねえように働かせ、おらア貧乏だなんという心をよしにしてしまって、唯無茶苦茶に天地へ奉公をして居さえすれば、天運で自然と金が出来、天がそれだけの楽をさせてくれるから
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
まあ、洒落や笑談じょうだんよしにして、わたしは度々
うれえ」をおもちゃにするのはおよしなさい。