“廃屋”のいろいろな読み方と例文
旧字:廢屋
読み方割合
あばらや61.1%
はいおく33.3%
あばやら5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔のままに残っている先祖から譲られた廃屋あばらやに住み、再び近所の子供を集めて、名賢の教えを説く傍山野の間を跋渉して、努めて心胆こころを鍛錬した。
高島異誌 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
戸山ヶ原の廃屋はいおくの捕り物があってから二時間ほどのち、警視庁の陰気な調べ室で、怪盗二十面相の取り調べがおこなわれました。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「ごらんの通りの廃屋あばやらで、……私もすっかり零落おちぶれてしまいましたよ。」
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)