“康永”の読み方と例文
読み方割合
こうえい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年号の「康永こうえい元年」は、尊氏が九州から北上して、湊川に勝ち、室町幕府のしょを開いた——それから七年目の年で、また、あて名にみえる
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし母の清子は康永こうえい元年の十二月に病歿しており、妻の登子とうこむすめの鶴王(頼子ともいう)は丹波へ難を避けさせておいたのでここにはいない。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてその清子は、この年、康永こうえい元年十二月二十三日に亡くなった。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)