“広室”の読み方と例文
旧字:廣室
読み方割合
ひろま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのほか、小座敷でも広室(ひろま)でも、我家の暗(やみ)をかくれしのぶ身体(からだ)はまるで鼠のようで、心は貴方の光のまわりに蛾(ひとりむし)のようでした。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
寝床(しんしやう)われを呑み、睡眠われを無何有郷(むかうきやう)に抱き去らんとす。然れ雖(ども)われは生命(いのち)ある霊景と相契和しつゝあるなり。枕頭の燈火、誰(た)が為に広室(ひろま)を守るぞ。
松島に於て芭蕉翁を読む (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
客は会場の広室(ひろま)に溢れ、帳場にこぼれ、廊下に流れて、わやわやとざわめく中を、よけるようにして通って、一つ折曲る処で、家内総出で折詰の支度に料理場、台所を取乱したのを視(み)ながら
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)