“干鰯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほしか58.3%
ほしいわし33.3%
ひいわし8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むろの津の港に、五六人のごまの蠅が、干鰯ほしかのように砂地で転がっていた。そして、品のよい老女が通るのを見つけて、かけをした。
梅颸の杖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
有り合せの干鰯ほしいわしさかなに、家のうちで酒をみ交していた一学と木村丈八は、そとの声に、さかずきを措いて聞き耳をてていたが
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これをいて二十つた、にしてとをつたとをとこだて澤山たくさんなり。次手ついでに、目刺めざしなし。大小だいせういづれもくしもちゐず、したるは干鰯ひいわしといふ。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)