干鰯ほしいわし)” の例文
有り合せの干鰯ほしいわしさかなに、家のうちで酒をみ交していた一学と木村丈八は、そとの声に、さかずきを措いて聞き耳をてていたが
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのうちに福岡にも鎮台が設けられて、町人百姓に洋服を着せた兵隊が雲集し、チャルメラじみた喇叭ラッパを鳴らして干鰯ほしいわしの行列じみた調練が始まった。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
蓬莱ほうらいふもとの新田干鰯ほしいわし 栄政えいせい
古池の句の弁 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
焼いた干鰯ほしいわしつまみ出す。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)