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干鰯
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ほしいわし
ふりがな文庫
“
干鰯
(
ほしいわし
)” の例文
有り合せの
干鰯
(
ほしいわし
)
を
肴
(
さかな
)
に、家のうちで酒を
酌
(
く
)
み交していた一学と木村丈八は、そとの声に、
杯
(
さかずき
)
を措いて聞き耳を
敧
(
た
)
てていたが
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのうちに福岡にも鎮台が設けられて、町人百姓に洋服を着せた兵隊が雲集し、チャルメラじみた
喇叭
(
ラッパ
)
を鳴らして
干鰯
(
ほしいわし
)
の行列じみた調練が始まった。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
蓬莱
(
ほうらい
)
や
麓
(
ふもと
)
の新田
干鰯
(
ほしいわし
)
栄政
(
えいせい
)
古池の句の弁
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
焼いた
干鰯
(
ほしいわし
)
を
抓
(
つま
)
み出す。
名娼満月
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“干鰯”の解説
干鰯(ほしか)とは、イワシを乾燥させて製造した有機質肥料の一種。販売肥料(commercial fertilizer)のうち、魚肥(fish manure)に分類される。周囲を海に囲まれた日本列島では古くから魚肥は使用されており、江戸時代にはかなり大量に使用されていた。
(出典:Wikipedia)
干
常用漢字
小6
部首:⼲
3画
鰯
漢検準1級
部首:⿂
21画
“干鰯”で始まる語句
干鰯船
干鰯俵
干鰯倉
干鰯場