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局
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きょく
ふりがな文庫
“
局
(
きょく
)” の例文
今までこれといって
局
(
きょく
)
に当たり意志を実行せんとする場所におらぬものは、一番悪く言われぬものである。ゆえに気の弱い者は
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
大納言のつかさは「天下
喉舌
(
こうぜつ
)
ノ官」ともいわれる
局
(
きょく
)
である。聖旨を下達し、下の善言も
納
(
い
)
れる機関とあるのでそんな
称
(
となえ
)
もあったとみえる。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一
通
(
つう
)
の手紙が
舞
(
ま
)
いこんできた。
切手
(
きって
)
を
貼
(
は
)
らないので、
郵税
(
ゆうぜい
)
二ペンスの
不足
(
ふそく
)
となっている。透明人間からのものだ。
消印
(
けしん
)
はヒントンディーン
局
(
きょく
)
。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
しかもその苦しみは、直接にその
局
(
きょく
)
に当ろうとする子供自身よりも大きいものである、同じものであると考えたりするのは、まちがっていると思います。
親子の愛の完成
(新字新仮名)
/
羽仁もと子
(著)
しかし自身がその
局
(
きょく
)
に当れば利害の
旋風
(
つむじ
)
に
捲
(
ま
)
き込まれて、うつくしき事にも、結構な事にも、目は
眩
(
くら
)
んでしまう。したがってどこに詩があるか自身には
解
(
げ
)
しかねる。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
小栗はかくのごとく
自
(
みず
)
から内外の
局
(
きょく
)
に
当
(
あた
)
りて時の
幕吏中
(
ばくりちゅう
)
にては割合に外国の
事情
(
じじょう
)
にも通じたる人なれども、
平生
(
へいぜい
)
の
言
(
こと
)
に西洋の
技術
(
ぎじゅつ
)
はすべて日本に
優
(
まさ
)
るといえども
医術
(
いじゅつ
)
だけは
漢方
(
かんぽう
)
に及ばず
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
右弁官
(
うべんかん
)
の
局
(
きょく
)
から迎えにきた
蔵人
(
くろうど
)
と袖をつらねてすぐ立ち去り、義貞はそのまま退出して、高倉ノ辻へ帰った。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
局
(
きょく
)
に対している人は阿波守
重喜
(
しげよし
)
。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
局
常用漢字
小3
部首:⼫
7画
“局”を含む語句
結局
終局
破局
郵便局
美人局
局々
局所
局面
薬局
局促
医局
難局
局部
郵便局長
局長
局外者
局女
郵便局員
局外
専売局
...