“技術”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎじゅつ20.8%
ぎじゆつ16.7%
うで12.5%
わざ12.5%
アート8.3%
テクニック8.3%
テクネ4.2%
うでまえ4.2%
しごと4.2%
たくみ4.2%
テクニックス4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だれでも、ほかが、まねのできない技術ぎじゅつをもてば、えらくなれると、先生せんせいがいったね。」と、正吉しょうきち学校がっこういてきたはなしを、おもいだしました。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そしてこれをよく調しらべると、その時分じぶんひとがいかなる文化ぶんかをもつてゐたかとか、どういふ技術ぎじゆつ所有者しよゆうしやであつたかといふことがわかりますので
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
もとより悪戯いたずら粋狂すいきょうではない。二人の腕を見込んでの頼みごとだ。かねてその名は知ってもいよう。もと鄆城県うんじょうけん押司おうし宋公明さんの一命がおまえらのその技術うでで助かるのだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
書く技術わざとほとんど同じくらいにむずかしいことと考えられていた——などをこの船乗りのどちらか一人でも持っていたというのではない。
吾々の藝術は「政治的鬪爭」を前提としての「藝術アート」(技術アート)ではないか! それ故私は特に兒童に向つてはこれを強調せざるを得ないのだ。
彼女には実以てどんな技術テクニックもなかつた。又教養たるや不完全なものだつた。ただ音楽やリズムといふことに対しては優れた感覚を有してゐた。心を捉へる表現力をも持つてゐた。
デボルド―ヷルモオル (新字旧仮名) / 中原中也(著)
こんなに考えると、プラトン、アリストテレスの考えかたは、いろいろ違ってはいるが、共通な点は、芸術は、それが「模倣ミメジス」の「技術テクネ」であることである。
美学入門 (新字新仮名) / 中井正一(著)
玄石の技術うでまえを褒めて約束の通り金百両を与えて、堅く口止をいたし、茂二作夫婦にも幾許いくらかの口止金を与えて半右衞門を病死と披露して
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
虹野さんはそんな風に技術しごとが良かった上に、小野鵞堂がどうさんの字をお手本よりもズッと綺麗に書きましたので、私の弟子の刺繍に使う字をよく書いてもらいました。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
燐光の技術たくみによりてひらめいで瞬間つかのま
overlap とか wipe out とか fade out とかいう技術テクニックスと、その意味とを教わっているうちに、段々ぼんやりながら台本の作り方が分りかけて来た。
映画を作る話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)