“小出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こいで86.7%
こだ13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我が越後にも化石渓あり、魚沼郡うをぬまこほり小出こいでざい羽川はかはといふたに水へかひこくさりたるをながししが一夜にして石にくわしたりと友人いうじん葵亭翁きていをうがかたられき。
「今から十余年まえに、江戸屋敷で小出こいで小十郎という者が切腹して死んだ、あれは岡崎でもかなり評判になったから知っているだろう」
日本婦道記:墨丸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
いくらからうとしたが小出こだしの財布さいふにおあしがありませんから紺縮緬こんちりめん胴巻どうまきの中から出したは三りやう、○
真正しんしょう間違まちがいのねえおせんのつめべに糠袋ぬかぶくろから小出こだしにして、薬罐やかんなかてるんだ。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)