“尊者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そんじゃ50.0%
そんじや25.0%
サン12.5%
ソンジヤ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下は獣類じゅうるいのあいだに介在かいざいするものであるから、両者の性質を兼備けんびし、自分の勝手かって都合つごうよきほうにくらべ、ある時はみずから尊者そんじゃの敬称をあまんじて受け
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
義輔 「それは君の云ふ通りだがね、平中尊者そんじやの功徳なぞは、——」
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
同じキリスト教ながら新教旧教またギリシア教より見れば教外別伝の概あり、一六七六年マドリッド版ナヴァワッテの『支那歴史道徳論トラタドス・ヒストリフス・デラ・モナルチア・デ・チナ』八六頁に尊者サントメ支那に往けり
平安朝以後頻りに行はれた上流公家の大饗ダイキヤウも、やはり一階上の先輩を主賓として催された。まれびとの替りに、寺院の食堂の習慣を移して、尊者ソンジヤと称へてゐた。
村々の祭り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)