“尊崇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そんすう75.0%
そんそう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正成にも朝家にたいする尊崇そんすうはあるが、彼らに見られる熱病のような尊王とは全くちがう思いがする。しかし今はそれを問わなかった。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それかあらぬか、同地どうち神明社内しんめいしゃないにはげん小桜神社こざくらじんじゃ通称つうしょう若宮様わかみやさま)という小社しょうしゃのこってり、今尚いまな里人りじん尊崇そんすう標的まとになってります。
檢校になると、世の尊崇そんそうを集めるばかりでなく、官物官金の配當、名目金貨付の收益など、おびたゞしい役得が附隨ふずゐしたのでした。
解っても解らいでも仏に対してはただこれを尊崇そんそうするというのがこの辺の人の習慣であります。その仏堂に私は住み込むことになりました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)