“対照”のいろいろな読み方と例文
旧字:對照
読み方割合
コントラスト58.8%
たいしょう11.8%
とりあわせ11.8%
うつり5.9%
たいしよう5.9%
てりあわ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代表していた。そうしてこの自動車は進取主義も少し過激の方だ。背景が東海道の松原だから殊に対照コントラスト際立きわだっている
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
世間を対照たいしょうしてではなくわたくし達はわたくし達の信念を行ってるのですから。
一人はあでやかな色若衆、一人は裸体の雲助姿、いや面白い対照とりあわせじゃ——何、山道に迷ったとな? この雪に野宿をしようとか? なかなか風流の心掛けじゃの。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そなたってかうとおもって、今日きょうはわざわざ老人としより姿すがたけて出現てまいった。人間にんげん談話はなしをするのに竜体りゅうたいではちと対照うつりわるいのでな……。
ただ、小山すみれ嬢とはおよそ反対の立派な男子で、皮肉な対照たいしようをなしていると感じたことであった。が、しかし、彼はあまりながくこの美貌びぼうの青年に見惚みとれていることが出来なかった。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
上等品と下等品とはこれほどの差があるとよく記臆きおくしておいて今度外で醤油を買うときに一々それと対照てりあわせて見るのです。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)