“寸鉄”のいろいろな読み方と例文
旧字:寸鐵
読み方割合
すんてつ60.0%
すんでつ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またの逢瀬おうせの約束やら、これからほかの座敷へ行くつらさやら、とにかく寸鉄すんてつ人を殺すべき片言隻語へんげんせきごは、かえって自在に有力に、この忙しい手芸の間に乱発されやすいのである。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
寸鉄すんてつもおびていない自衛意志じえいいしが、おのずから独楽をつかませたのだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
全体ぜんたい少しもくさらず、かたち今の船にことなるのみならず、金具かなぐを用うべき処みなくぢらひげを用ひて寸鉄すんでつをもほどこしたる処なし。木もまた何の木なるをべんずる者なく、おそらくは異国いこくの船ならんといへりとぞ。
全体ぜんたい少しもくさらず、かたち今の船にことなるのみならず、金具かなぐを用うべき処みなくぢらひげを用ひて寸鉄すんでつをもほどこしたる処なし。木もまた何の木なるをべんずる者なく、おそらくは異国いこくの船ならんといへりとぞ。