“寸断”のいろいろな読み方と例文
旧字:寸斷
読み方割合
すんだん40.0%
ずたずた30.0%
ずた/\20.0%
ちぎ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、もしこれがところにおいてはどうであろうか、公衆こうしゅうと、新聞紙しんぶんしとはかならずかくのごと監獄バステリヤは、とうに寸断すんだんにしてしまったであろう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
いたずらものの野鼠は真二つになって落ち、ぬたくる蛇は寸断ずたずたになってうごめくほどで、虫、けだものも、今は恐れて、床、天井を損わない。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
昨夜さくやちらしおきたる苧幹をがら寸断ずた/\をれてあり、これひとさんじてのち諸神しよじんこゝにあつまりてをどり玉ふゆゑ、をがらをふみをり玉ふなりといひつたふ。
今は古綿のごとく此処ここ寸断ちぎ彼所かしこも寸断れて
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)