“寢呆”の読み方と例文
新字:寝呆
読み方割合
ねぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
混亂こんらん隊伍たいごなかおこつた。寢呆ねぼけて反對はんたい兵士へいしもゐた。ポカンとそら見上みあげてゐる兵士へいしもゐた。隊列たいれつ後尾こうびにゐた分隊長ぶんたいちやう高岡軍曹たかをかぐんそうぐにきしつた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
尾久の奴等は臆病おくびやうだから、そんな物を見るんだらうと言ふと、尾久の手合は口惜しがつて、何を小臺の寢呆ねぼけ野郎——といふ騷ぎで、こいつは何時まで噛み合せてもらちはあきませんよ。