“孝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こう52.0%
かう36.0%
たか4.0%
たかし4.0%
つかへ4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうちゃんはうまくやってみせました。すると、せいさんは、こうちゃんに、これについて、つぎのようなおもしろいはなしをしてかせました。
日月ボール (新字新仮名) / 小川未明(著)
ほそくあいた、ひとみあかくなつて、いたので睫毛まつげれてて、まばゆさうな、その容子ようすッたらない、可憐かれんなんで、おかうちかづいた。
迷子 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
花一つ、蕾一つ、高薫氤氳いんうん、発して我が面をうち、乱れて一室の浮塵を鎮め去る。これはお向のたかさんの家からの借物なれど、我が愛は初めて姉に女の児の生れたりし時よりも増れる也。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
そちの食養が乏しいためか、生れる子は、清もたかしも、みな病弱だ。この上に、弱い子を生んで、風波の世へ送り出すのも罪、世のためにも、家のためにもならぬ。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
親兄のつかへをもなさで、君が家の二九九ほだしならんは三〇〇由縁よしなし。御めぐみいとかたじけなけれど、又も参りなんとて、紀の国に帰りける。