“媒妁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なこうど42.1%
ばいしゃく36.8%
なかだち18.4%
なかうど2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お冬はその後も和泉屋に奉公していまして、それから大和屋の媒妁なこうどで、和泉屋の娘分ということにして浅草の方へ縁付かせました。
半七捕物帳:03 勘平の死 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ところでそばにいた校長がそれと察して、『お気に召しましたかな? 何なら媒妁ばいしゃくの労を取りましょうか?』と冗談を言ったそうだ。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
こは片岡中将の先妻の姉清子せいことて、貴族院議員子爵加藤俊明かとうとしあき氏の夫人、媒妁なかだちとして浪子を川島家にとつがしつるもこの夫婦なりけるなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
下げ今更一言の云譯いひわけもなければお早はこらへず進み出でイエ/\彼等は不義に相違さうゐなしと言へば大岡殿だまれ其方にはとはぬぞそれよりまづ其方たれ媒妁なかうどにて憑司の妻となりしぞと云れしかばおはやはグツとつまりヘイたれ媒妁なかうど
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)